無痛分娩

安全性を重視し、
安心して無痛分娩を受けられる体制を整えています。

無痛分娩とは、分娩に伴う痛みを緩和するために麻酔を併用した分娩になります。
完全に痛みを取り除く訳ではありませんが、お腹がはる感覚等を感じながら行う分娩方法であり、通常の分娩と同じようにご自身が出産したという達成感も得られます。

当院での無痛分娩について

妊娠中に医師の外来診察を受けた後、詳しい説明を行います。

当院の無痛分娩の麻酔方法は「硬膜外麻酔」による分娩を行います。
脊椎(せきつい)の中にある硬膜外に細いチューブを入れ、そこから局所麻酔薬をいれて痛みを和らげる方法です。

無痛分娩には適応条件があり、予約枠にも限りがございます。ご希望の方は内容をご理解の上、お申し込みください。
※現在は経産婦のみの対応となります。(初産婦は2025年9月頃から開始予定)

メリット

陣痛・分娩時の痛みを和らげることで、恐怖心や不安を軽減できます。
さらに、分娩中の体力消耗を抑え、疲労を軽減することで、産後の回復が早まる傾向があります。

デメリット

麻酔薬の使用により、陣痛が弱まり、分娩の進行が遅れることがあります。
その場合、吸引・鉗子を使用した分娩になることもあります。
また、麻酔の影響で低血圧、排尿障害、発熱、かゆみ、感染症、出血、頭痛などが生じる可能性があります。

メリット・デメリットを十分に理解した上でお選びください。

費用について

通常分娩の入院費用に加え、以下の費用が加算されます。

無痛分娩料 120,000円

※分娩の進行状況により、薬剤追加料などが別途加算される場合があります。

無痛分娩の診療実績

当院は2025年4月から無痛分娩の導入を開始いたしました。

全分娩取扱数 非無痛経膣分娩件数 無痛経膣分娩件数 帝王切開分娩件数
529件 455件 0件 74件

(2024年1月~2024年12月)

無痛分娩に関する人員体制

無痛分娩
管理者
無痛分娩
麻酔科
担当医

産科医 麻酔科標榜医 佐々木禎仁

麻酔科研修

あり

講習会受講歴
  • 2024.02.16 JALA カテゴリーA 講習
  • 2024.02.22 JALA カテゴリーB 講習
  • 2024.02.29 JALA カテゴリーD 講習
助産師・
看護師
NCPRを有し新生児に的確な医療を提供いたします。
アドバンス助産師の資格保有者、J-MELS ベーシックコース受講者がおります。

分娩に関連した急変時の体制

  • 当院では、「無痛分娩マニュアル」の作成し安全で標準化された実施方法と急変時に関しての勉強会を行っております。
  • 急変時には自施設で一時対応後、他の高次医療施設へ搬送。
  • 緊急時に必要な薬剤・機器は以下の通りで、使用可能な状態で整備されています。
麻酔器 あり
除細動器(またはAED) あり
母体用生体モニター あり
蘇生用設備・機器 あり
緊急対応用薬剤 あり

危機対応シミュレーションの実施の有無とその内容

実施の有無 あり
最終実施日 2025年3月1日

当院は、日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業へ参画しております。
対象事例が発生した場合、同医会に速やかに報告する体制をとっています。

医師数

産婦人科と麻酔科の
合計常勤医師数
3名
  産婦人科医師数

3名

うち麻酔科標榜医資格を有する産婦人科医師数 2名
(佐々木 禎仁、岩倉 弘毅)

  麻酔科医師数 0名
産婦人科と麻酔科の
合計非常勤医師数
9名
  産婦人科医師数

9名

うち麻酔科標榜医資格を有する産婦人科医師数 0名

  麻酔科医師数 0名

無痛分娩クラス開催について

当院では、無痛分娩についてより理解を深めていただきたいため、医師を中心とした無痛分娩クラスを定期的に開催していきます。
※現在は経産婦のみの対応となります。(初産婦は2025年9月頃から開始予定)

開催時期 毎月第2・第4 月曜日 13:00~
対象週数 24週から32週程度
所要時間 30分程度

※祝日等により、日程が変更される場合がありますので、ご了承ください。